施術が終わって、お足元が軽くなって。
それでも、お店の外へ一歩踏み出すとき、その背中が、少しだけ立ち止まることがあります。
足がキレイになったと喜ばれていても、その方が長いあいだ抱えてきた
「恥ずかしい」という気持ちは、すぐには消えないのだと思います。
先日も、お帰りぎわに こう言われた方がいました。
「車が走り出すまで、待っていてもいいですか」
お店の前の信号が赤になると、止まった車から、中がちらりと見えるかもしれない。
もしかしたら、知り合いに見られてしまうかもしれない。
小さなことだと思われるかもしれません。
でも、ご本人にとっては、長いあいだ深く悩んでこられた、大切なことなのだと思います。
足のケアに通っていることを、身近な誰かに知られたくない。
そういう気持ちを抱えたまま、それでも来てくださる方が たくさんいらっしゃいます。
ですから、どうぞ ご自分のペースで。
安心してお帰りになれるタイミングで、お帰りいただけたらと思っています。
そして、その方が また一ヶ月後、あるいは何かに困ったときに、安心して戻ってこられるように。
大切なお足を任せていただけるように。
ここが、恥ずかしさを、少しだけ置いていける
そんな場所でありたいと思っています。

